Vol.21  1988.1
#2


FASHION<自己表現>

「要するに、イイモン作っていればいい」と思った時から、だいぶ自分を素直に出せ
るようになった。
芸能界っていうのはどうもこう、真直ぐじゃない部分っていうのが多くて新人の頃
は、"どうやって俺はここに立っていればいいのか"って思う事が凄く多かった。
何を主張してみてもその前に知名度の部分でパワーがなかったから、相手は「吉川晃
司は新人のくせに何言っとるんじゃあ」みたいな事にしかならなくて……。
今は"4年間"という実績で、僕の言いたい事もある程度は聞いてくれる部分もある
し、拒否できるパワーも持てるようになったと思う。
今年も、レコード作ったり、ライブやったり……モノを作る事に100%自分の力を
賭けたい!
世の中の男性諸君!どうもこう"フニャッ"とした奴が多いっていう気がするな。
僕の同級生も、大学4年生で今年就職なんだけど、この前そいつらと話してて、
「俺、就職しようと思うんだけど、会社4つくらい決まっててさあ、どれにしたらい
いんだろう…。ここは名前がいいから、やっぱりここにしようかなぁ」なんて言って
るから、「バカヤロー!いきたいところに行け」って言う話になった。
まあ俺なんかはそういう意味では凄いラッキーだったと思う。
18歳位から"クリエイティブ"な部分で、自分が思ったり、感じてるものを表現出来
る場所にいたから。
だから出来る、っていうのもあると思うんだけど…。
やっぱり、決してあきらめたり、冷めて欲しくないね!
「そんな訳はないだろう」っていうのは多いけどさ。
女性諸君にも、共通する部分はある。
いわゆる"物産少女"といわれる人達。
テレビで宣伝とかやってんじゃん。
cardのCFで、「私、今度のお休みに、パリにお洋服買いに行くの」っていうヤツ。
(右手のこぶしを振り上げて)あんた何考えてんの!!
それってまだ"主流"なのかもしれないし、世間では一番当たり障りないと思うけど、
そんなのおもしろくない!!
自分の好きなことにトライして欲しいヨ。
ちっちゃい頃って、みんなトライしてたと思うんだ。
「よ〜し、足掛け上がりをやろう」て競争したり。
そういう基本的な気持ちはずっと持っていたい。
"見掛け"とかだけじゃなくって……。