あの日


生きてる証を確かめたくて
やれる悪戯(ワルサ)をやりつくす

幸せを探すほど
まだそんなに傷ついちゃいないから
孤独(ひとり)よがりに溺れてる

飢えた獣にゃ媚薬が香るらしい
安い視線がうざったいのにはやられる

雨上がりに誘われて
あの頃よく寄り添った帰り道
「ほら また銀の河が浮かんできたよ」
俺の肩ではしゃぐ懐かしい匂い

なぜ 思い出はこんなにも眩しいのだろう
名前が変わると聞いたよ 風の便りで

サヨナラを繰り返し なにをそんなにおびえてる
夢しかみれないでいるよ 今でも

人と同じ幸せを望んだ君と
人と違う幸せを望んだ俺と

消えてゆく街灯り 心悔やませる


ふりむく君を みおくったあの日