■ 1986.7 K2
先を急ぎすぎるのかもしれない
あまりに速く 走りすぎると
つまずいた時に立ちなおれなくなるとも言わ
れる
だけど こんな性格の奴だから
気持ちを休めると また走りはじめるのが辛く
なってしまう
うしろを振り向くと あの日の思い出をたち
切れない

呼び戻す素敵な思い出に酔ってみれば
今夜のワインも
なぐさめてくれるかもしれない
だけど
やっぱりワインは好きじゃない
琥珀色のバーボンロックを
ワンボトル転がして
夜が明けるまでに飲みほして
冷たいBedに横たわり
夢の中で泣いている
こうやって いつも背伸びしたまま ぶつか
っていたい
障害物には負けない自信はある
どんなことでも なんとかなると思っている
これでいい
こんな自分でいいと思っている
だけどひとつだけ
君の愛だけは失いたくない
君の さよなら だけは
多分 耐えられないと思うから
だから 僕をみつめていてほしい