■ 1987.5 K2
うわべだけのマンネリズム民主主義に目隠し
をされたまま蝕まれているこのメカニックア
イランドで、意志や目的や個性や夢を持つこ
とよりも
まるでプリントされた人形のように
まるで金太郎飴のように
まるで世界的に有名な“Japanese Car”
のように
洗練されたコンピューターによるオートメー
ションシステムの中で、ベルトコンベアーに
乗せられて、身動きする暇もない
走る必要もなければ、休むこともできないま
ま、自分自身さえ何も気が付かないままなの
に、それでも小綺麗で立派な新車にできあが
ることが、一番歓迎されているなんて
何てバカげたことだろう
そんなもの、おもしろくとも何ともない
第一知的水準が低かろうが高かろうが
そんなことはどうでもいい

今どれだけのHeart Beatが感じられるか!!