■ 1987 STYLE K2 いつの間にか1年が過ぎて行く その間に失ったものは 自分で気付いているだけでも山のようにあり 消えてなくなったものは気付かないままに また山のようにある 悲しみや苦しみは減ることはない 痛みや後悔は減ることはない But すり減るだけで 何もなくなってしまうことはない 何かが+(プラス)要素になっている筈だし もっと大胆に言ってしまえば 手に入れた輝きや力もまた 同じ位自分の身になっているはずだ センス、才能、能力といった “持って生まれたもの”的な部分の差は基本 的な部分として あとは−(マイナス)要素と+(プラス)要 素のバランスだと思う バランスをとれる奴がかっこいい 得意・不得意、過去・思い出、 驕り・気弱、プライド・コンプレックス、 口べた・おしゃべり、強引・控え目、 悪・善……etc 切りがないが それらを棒グラフのように 体積はいつも同じだけれど 時によって、時にあわせて 型を変えられる奴がかっこいい 何かひとつ極端に減ってしまえば 何かひとつ極端に増やせばいい その瞬間のギャップは えらく美しい Don’t worry Baby 思うようにやるしかないさ 人と自分は えらく違うのだ |