Vol.16  1987.1
#8

〜 中略 〜

M−今日はねニッポン放送に入ってきたときに調べを入れたら、いわゆる人気者は吉川くんしかいないからあれは全部吉川くんのファンだろうっていう女の子達がいたけど、けっこう赤ほっぺなんですよ、みんな。

K−あぁ、あれはなんか違うみたい。

M−違うんですか?

K−俺、入ってくる時笑われちゃったもん『あー吉川だ』とか……。

M−あぁ、そうなの。
そうか。
あの感じがファンだったら長続きする人だなぁと思いましたよね。

K−あぁ、そうなんですか?

M−ブスは裏切らないもん。

K−あぁはっはっ。

M−よくいろいろなところにスタジオ練習とか行ったりすると、別のスタジオでねアイドルの人とかがやってると、やっぱ東京のせいもあるのかしらないけど、ファンが洗練されてきちゃってるのね。
そうすると軟弱な気がするわけ。
なんかさファンも赤ほっぺで『イェーイ』っていう感じ。
腕っぷしの強い感じっていうのをね、今日ニッポン放送に入って来る時に感じたんだけど、あれ吉川くんのファンじゃないんですか?

K−うーん。みたいですよなんか。

M−逃げてんでしょブスだって言ったから。

K−違いますよ。
ワッハッハ。


M−俺のコンサートはいい女が来るなんて思ってるんでしょ。
イャーこの間チェッカーズのコンサート見に行ったんですよ。

K−見た時はどう思いました?

M−ステージは、すごく勢いがあるなって思いましたね。
でもそれを見に行くんだもんね、お客って。

K−あぁ。

M−テクニックとかじゃなくて勢いを見たいんですよ。
相撲でもなんでも。
相撲を見に行くんじゃなくて、登っていく人っていうか、エネルギー出してる人のそのエネルギーを見に行くからね。
段々キャリア積んでくるとステージも大掛かりになってくるとそれ事体豪華だけどそれに加えて自分の勢いを出すっていうことが、どんどん大変になってくる。

K−俺もそう思ったんですよ。
松任谷さんのコンサートは、写真とかでしか見た事ないんですけど、すごい豪華でしょ。
だから『ステージをこうしたいと思う要求』ってどうするんですか?


M−今の段階でグレードアップしてっても、あたし自身もグレードアップしてると思うから勢いって外に出てると思う。
それがなくなったらお客さんも来なくなると思うし、でもいきなり弾き語りのコンサートにしちゃったりとか、みんなで考えてますけど……一応、今のところはこのままでおもしろいんじゃないかな。