Vol.18  1987.6
#7




THE STORY OF 「THE SHATTERER」

 イタリア・シシリア。
最近、日本人に対するテロ事件が続発していた。
 狙われるのはイタリアと合併した日本の自動車会社の関係者ばかりだった。
しかも、事件にはアメリカとシシリアのマフィアが絡んでいるのだ。
 アメリカに対する日本車の輸出攻勢に業を煮やしたデトロイトの自動車メーカーをスポンサーにしているアメリカ・マフィアがシシリアのマフィアの大ボス・カタラー
ノ(オラツィオ・オルランド)を動かしたのである。
自動車工場長はロイド保険会社の村井(三船敏郎)の紹介でトップシークレット警備会社のエース、ビクター(アンディ・J・フォーレスト)に警備を依頼する。
 ローマ。
木田光一(吉川晃司)はA級ライセンスを持つカーレーサーである。
レースで光一とコンビを組む、大学の先輩、児玉はフィアンセのマリアとシシリアの自動車工場で働いていた。
この2人にもマフィアの手は伸び、結婚式の当日、2人を乗せた車は爆破されてしまう。
 先輩とマリアの無惨な姿を目のあたりにした光一の体中にやり場のない怒りがつき抜けた。
そしてもう1人、マリアの親友、リサ(ベアトリーチェ・リング)も呆然とその場に立ち尽くす。
友人を同時になくした2人が接近するのに長い時間はいらなかった。
いつしか、2人は愛しあうようになる。
 シシリア。
マフィアのテロ活動は更にエスカレート。
工場の日本人技師長、柳田が誘拐されてしまう。
 最悪の自体に頭を悩ますビクター達のもとへ突然、光一が現われた。
「先輩を殺った奴等を捕まえる手伝いをしたい」という光一だったが、「マフィアを甘く見るな」とあえなく追い返される。
 そんなある日、マフィアからなんと、柳田の切り落とされた片耳が送られてきた。
さらにカタラーノは3日以内に日本人技術者全員の退去を要求してきたのである。
 一旦はビクターに断られた光一だったが、偶然にもビクターの命を助けることになる。
光一の命知らずの情熱に負け、ビクターは光一を柳田救出のメンバーに加える。
 マフィアの妨害は益々拡大する一方、とうとう工場長の秘書までも誘拐される。
次に狙われるのは光一かも知れない!!
だが、単身マフィアの本拠へ乗り込み、駆けつけたビクターと共に秘書を救出。
 そして柳田の右手首が送られてきた。
光一達は、最後の大勝負に出たのだった。