Vol.19  1987.8
#8




’87 BIG ONE NIGHT
"The Best What-If" in 国営昭和記念公園


1987年8月9日。
東京は前日の雨を忘れさせる程の炎天下。
気温は34℃。
立川にリハーサルを行う晃司の声が、2年振りに響く。
こんなに熱心に、こんなに長い時間、しかもこの暑さの中、本番迄に体力を消耗してしまうのではないかとハラハラする程リハーサルの時の晃司は真剣。
ギターの音、キーボードの音、1つ1つの音に妥協がない。
入念なリハーサルを終え、予定より10分遅れての開演。
オープニングは今迄のアレンジからグッとロック色の強くなったモニカ。

−−夏の野外ライブのステージに、何故2年前と同じ立川昭和記念公園を選んだのか?−−
「あえて同じところで2度目のステージを演ろうと思ったのは『この2年間で晃司がどれだけ変わったか』というのを見て欲しかったのと、今度のステージを観た上で、今後晃司がどういうステージを演りたいと思っているのかを理解して欲しい、というのがあった。
そういう意味で『野外ライブはこれが最後です』というのを掲げた時に、みんなにとってどこが一番思い出深い場所だろうと考えたら、それがここ、国営昭和記念公園だった。」
(渡辺プロダクション プロデューサー 小野 学氏)

すっかり陽が落ちて、空には月が−−。
 パラシュートが落ちた夏。
イラスト入りの13個の黒い風船が空に向かって離される。
会場がほんの少し、静かになった。
−−a day・good night。
デビュー当時の晃司には少し無理があった様に思えるこのナンバーがいつの間にか晃司にピッタリのイメージになっていた。
この曲が晃司に似合ってきたのか、晃司がこの曲に似合う様になってきたのか−−。
遠くで鳴っている雷がステージ後方に青い閃光を放つ。
頭上には明るい月。
地球上の全てがこの日を待っていたかの様に光り輝いている。

"The Best What-If"−−どんなもんだ!俺が一番だろう−−この自信に満ちた今回のステージは、こんな晃司の自信が何の根拠もないものではないという事を見せてくれた。
 1985年7月27日から1987年8月9日迄の間の記憶が、一瞬にして蘇ってくる様な、そんな夜だった。



1.モニカ
2.MARILYNE
3.スリルなモナリザ
(MC)
4.Stranger in Paradaise
5.ポラロイドの夏
6.パラシュートが落ちた夏
(MC)
7.終わらないSunSet
8.a day・good night
9.すべてはこの夜に
10.ナーバス ビーナス
11.RAIN-DANCEがきこえる
12.BIG SLEEP
13.サイケデリックHIP
14.Rainy Lane
15.A-LA-BA・LA-M-BA
(MC)
16.You gotta chance
(メンバー紹介)
17.BODY WINK
18.BIG BAD BABY BASTARD
19.キャンドルの瞳
20.No No サーキュレーション
(EC)
21.INNOCENT SKY
22.フライデーナイトレビュー
23.ラ・ヴィアン ローズ