TAKE IT EASY Story
scenario #6

木造りの家の前
     裏手から、回復した圭吾が恐る恐る出てくる。
     サイドカーに飛び乗って走り去る。
     馬上の仲根と裕司が気付く。
仲根  「お前も来い」
     走り去る。
裕司  「来いって言われたって」
     おっかなビックリ走らす。
     ドーッと突走る馬。
     冷や汗かいてしがみつく裕司。


岩場の続く道
     西部劇のような風景。
     サイドカーで逃げる圭吾。
     追う、仲根と裕司の2頭の馬。


鉄道の踏切
     信号、鳴り出す。
     サイドカーが渡り切ったところで遮断機が下りる。
     足止めをくう仲根と裕司。
     貨物列車がゆっくり通り過ぎる。 (列車の音)
                         (WIPE)


同・夕景
     列車が通り過ぎる。
     改造トラクターがクラクション鳴らす。
     仲根と裕司が乗っている。(服も着替えてやってくる)


倉庫街通り
     空き倉庫を改造した店が並んでいる。
     ところどころにネオンサイン、灯入れ看板。
     2人が歩く。


倉庫街通りのボクシングジム
     室内を探す2人。
仲根  「やつらのアジトはいろいろあってな」


倉庫街通りにあるバイクショップ
     柵状のシャッターの間から中をのぞきこむ2人。
仲根  「俺がわざわざ出向いてやってるのに、どこでつるんでやがるんだ」
     2人、去る。
     2人の去った後、中から小さな人影が現れ、2人の後ろ姿を
     見ている。

     深くかぶった帽子の人影。